2021/10/16までのSARS-CoV-2のexPzDomによる解析をアップします.COVID-19重症者数のデータは16日分のデータが更新され次第追記します.
今回のPCR新規陽性者数の指標値の計算結果では生データから予測される通り,thresholdやexpected sumsの値は減少しています.先行指標のRe(s)は減少しており,PCR新規陽性者数に影響を与えるモードとしてもほぼ減少モードです.同じく先行指標のE(l)は下降中で,第1波と第2波の間のレベルまで落ちてきています.ただ緊急自体宣言はもう解除されたので,このまま状況が大きく変化しなければ冬までには感染者数がまた増え出すような気はします.涼しい北海道で陽性者数が増えているのが不気味ですね.せめて第1波の前のレベルまでE(l)が下降すれば良いのですが.
【追記】COVID-19重症者数の方は生データやthreshold,expected sumsに関しては減少して,まだ高レベルの大阪府以外は第2波のピークのレベルまで戻って来ています.しかし,今までの谷のレベルと比較してまだまだ下げ足りません.一方で,先行指標のRe(s)は微増しており,COVID-19重症者数に影響を与えるモードとしてはまだ全国的に完全に緩増モードです.特に東京都は2を超えています.同じく先行指標のE(l)は停滞気味です.先行指標の見通しがはっきりしないので,油断は出来ません.
PCR新規陽性者数
COVID-19重症者数