2021/10/23までのSARS-CoV-2のexPzDomによる解析をアップします.COVID-19重症者数のデータは23日分のデータが更新され次第追記します.
今回のPCR新規陽性者数の指標値の計算結果では生データから予測される通り,thresholdやexpected sumsの値は減少しています.先行指標のRe(s)は減少し続けており,PCR新規陽性者数に影響を与えるモードとしてもほぼ減少モードです.同じく先行指標のE(l)は下降中で,第1波と第2波の間の谷レベルまで落ちてきています.北海道での一時的な陽性者増加は収まりました.ただ緊急自体宣言はもう解除されたので,このまま状況が大きく変化しなければ冬までには感染者数がまた増え出すような気はします.せめて第1波の前のレベルまでE(l)が下降すれば良いのですが.
【追記】COVID-19重症者数の方は生データやthreshold,expected sumsに関しては減少して,第3波と第4波の間の谷のレベルまで戻って来ています.しかし,まだまだ下げ足りません.一方で,先行指標のRe(s)は増加しており,COVID-19重症者数に影響を与えるモードとしてはまだ全国的に完全に緩増モードです.東京都は2を超えている状態から1代に戻って来ましたが,まだ油断出来ません.同じく先行指標のE(l)はまだ高レベルで,揺らぎながら下降気味です.先行指標の見通しがはっきりしないので,楽観視は禁物です.
PCR新規陽性者数
COVID-19重症者数