鎌倉殿の13人#15

今週の『鎌倉殿の13人』では,上総広常誅殺のやるせない経緯など,史実を典拠にしたドラマチックなストーリーが展開されていた.最後に広常が隠し持っていた書の内容を頼朝が知るというシーンなど,典拠となる逸話はちゃんと存在する.大泉洋さんが源頼朝役をやると聞いて,最初は「巫山戯過ぎですよ.」と訝しむ声もあったが,コミカルなシーンとシリアスなシーンを大泉さんはよく演じ分けておられる.三谷幸喜さんの脚本の配役には,彼は欠かせないでしょう.御家人それぞれのステレオタイプもどんどん強化され,和田義盛など和田合戦まであの勢いで進むのかと思う.主要登場人物の多くが殺される殺伐とした鎌倉の世が今後もどんどん展開されて行くのだと思う.そして今回と呼応するかのように誕生した,御成敗式目北条泰時.骨太なのかコメディなのかよく分からない面がある.

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