攻殻機動隊 SAC_2045

2022/05/23に配信が開始された神山健治監督と荒牧伸志監督の『攻殻機動隊 SAC_2045 2nd season』を観終わりました.過去の色々ある作品のパロディの要素が多かったです. 『バイオハザード』も含まれていました.“Nineteen Eighty-Four” からはそのイデオロギー自体やBig Brother,思想警察,101号室などの多くの要素が取り入れられ,思想警察はオリジナルみたいでしたが,Big Brotherソ連スターリンのようではなく,概念の名称が形だけ取り入れられていました.ただ,核ミサイルを発射するしないというのは,今の世界情勢に偶々似通った作品となっていました.劇中出て来るNという存在は,現実世界で行動パターンがもうそういう範疇に入っている方々も多いことから,世相を反映しているのは容易く分かるでしょう.途中までは過去作の『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』のような世界観を継承しているとも思えましたが,今回は最終話で “The Matrix” や『イノセンス』のようなトリックも入っていました.途中,特に1st seasonでやめずに最後まで鑑賞することに意義のある作品でした.

 

参考:過去作に関するまとめ

https://researchmap.jp/blogs/blog_entries/view/78537/dfedc92b2791c2f7688f11fb38cf09de?frame_id=437255