憂国のモリアーティ 2

憂国のモリアーティ』,今度はYorkがちょっとだけ出て来ました.Ghost Huntとか,懐かしい場所ですね.

 

Arthur C. Clarkeの “Childhood’s End” に出て来るOverlordとかOvermindとかは,光瀬龍(漫画版は萩尾望都)の『百億の昼と千億の夜』にも繋がる概念ですね.信じる信じないは別にせよ,浄玻璃鏡のように全てを観察している者がいるというのは特に有害な概念ではないです.それよりも恣意的な量子エンタングルメントの濫用の方が,それが齎す勝手な全能感と自己陶酔による害が大きくて気になりますね.