2021中秋の名月の代わり

2021/9/21は満月の中秋の名月ですが,宇治では曇るという予報(実際に月は夜になってもまだ見えていない)なので,その代わりとして普茶料理を食べに行きました.

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左下から時計回りに煎茶,口を整える澄子(蘭茶・前汁),麻腐(胡麻豆腐)で,右上が雲片(吉野煮),真ん中2つが冷拌(和合物)です.

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続く2皿が笋羹(菜煮の盛り合わせ)です.

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烏龍茶の入れ物は急須も湯呑みも景徳鎮のものです.どちらも蛍透かしがあります.蛍透かしとは明の時代に主に景徳鎮で,磁器に米粒ほどの穴をあけ,その透かし彫り部分に透明な釉薬を充填して焼き,透明な紋様にするもので,ペルシャに起源があるとも言われています.中国では「玲瓏」と呼ばれるそうです.日本でも,有田焼などに蛍透かしはあります.

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油滋(味付天麩羅)です.

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素汁(後汁),掩菜(香の物),行堂(松茸の季節御飯)です.

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デザートとしてゆずのゼリー(ランブータン入り)と,抹茶に中秋の名月をあしらったお菓子です.今年はこれで月を観ます.

 

隠元禅師については以前,小説でチラッと触れました.いろいろな学問分野の内容を端折って紹介するので,どの内容にもサラッとしか触れられないのですよね.それで隠元禅師もチラッと登場しただけです.

https://novelism.jp/novel/W-8z37l6TRO2iU8tiOy8ew/article/DG-7UOpmQu2FyguQ-20jbw/

 

この後,メスのウソPyrrhula pyrrhulaの群れに出会いました.

 

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おまけに先日,自宅下の階段前に行き倒れていたアブラコウモリPipistrellus abramus.砂がたくさんついていたので,子供に虐められたのかも知れません.脇腹が僅かに動いていたのでまだ息はしていたようですが,しばらくしたら消えていました.アブラコウモリは人家では害獣なので,仕方がないかも知れません.