2022/01/29までのSARS-CoV-2のexPzDomによる解析をアップします.COVID-19重症者数のデータは29日分のデータが更新され次第追記します.
今回のPCR新規陽性者数の指標値の計算結果では生データから予測される通り,thresholdやexpected sumsの値は急上昇し続けています.一方,実効再生産数の値は鈍化傾向です.先行指標のRe(s)はまだPCR新規陽性者数の緩増モードの所が多いですが,PCR新規陽性者数の上昇に与える影響はRe(s)の値がそれ程高くないため落ち着いて来ています.先行指標のE(l)の方は値が第5波のピークレベルに近づいています.新規陽性者数のピークに達するのは近いかも知れませんが,まだ油断出来ません.
【追記】COVID-19重症者数の方は生データやthreshold,expected sumsに関しては値が急上昇して第3波のピークレベルにはなっています.先行指標のRe(s)は相転移して,値が2を超える爆発的増加の地域があり,他も全て緩増モードで全体的に値が高く上昇傾向です.未知の領域まで値が上昇しています.同じく先行指標のE(l)も未知の領域まで値が上昇しています.こちらは危険な兆候が続いています.上昇にまだ翳りが見えません.生データも上昇中なのですが,今後しばらくはこの傾向が続くでしょう.
PCR新規陽性者数
COVID-19重症者数