今週の『鎌倉殿の13人』も喜劇調だった.後白河法皇はジェダイであることが発覚した.北条親子が目代の山木兼隆に献上しようとした農家メシにはナスとキュウリの他,ワサビもあったようだ.ナスは当時は既に食されていたが貴重な野菜で,キュウリは当時,主に薬用だった筈だ.ワサビは飛鳥時代の記録が日本最古で,奈良時代の718年には薬用として産地の名産品となり,13世紀初めには食用となったので,この頃は自生のものがギリギリ食用になっていたかどうかの頃だ.江戸時代の1744年に,伊豆の天城湯ヶ島で本格的な栽培が始まった.今は世界農業遺産に指定されている.貴重な農家メシはその価値が分からない堤信遠に踏みしだかれたが,その内のワサビの伊豆筏場での現在の栽培の様子がこちらになる.火口跡やブナ,ヒメシャラの原生林を観察出来る皮子平の保護林はこのすぐ側だ.
一つ下の記事でCOVID-19の解析の追記があります.