統一教会と自民党

26参議院議員通常選挙については,安倍晋三銃撃事件が起きても起きなくても結果はほとんど変わらなかったであろうので,私個人が語るべきことはほとんど何もない.「政治信条に対する恨みではない」という,安倍晋三銃撃事件の容疑者の言葉の通りだ.私個人は比例代表で投票した候補者の結果のみが気にかかる.

 

統一教会安倍晋三元首相や自由民主党との関係は以前から分かっていたので,その危うさが滲み出ている事件のように安倍元首相の殺害の事件は思える.「特定の宗教団体」や「思い込み」などの自民党体制的な表現を使っている場合ではない.容疑者も,本来なら職業不詳の人物であるのに相応しい人物には思えない.一般論として,何かとてつも無く理不尽な状況に巻き込まれているようには断片的な情報からでも伺える.ここで統一教会と政治の関係に社会が踏み込んで調査して行かないと,同じようなことは幾度となく繰り返される可能性も考えられる.また,事件関係者,特に容疑者の家族に対するケアには直ぐに取り掛からないと非常に拙い状況に思える.事件の全容はまだ明らかではないとは言え,局所的な案件ではなく日本社会に深く根差す事件のようには思えて来る.