鎌倉殿の13人#29

今週の『鎌倉殿の13人』では,史実通りに景時,義澄,安達殿が退場した.その後は嵐の前の静けさの展開で,ちょっといい話になることが全て次回以降へのちゃぶ台返しのフラグになっていた.話全体が巨大なフラグクラスターだった.阿野全成が実衣を庇うことは『吾妻鏡』にも記述があるが,史実らしいことになりそうだ.史実を脚色して行く過程が脚本の流れに現れていた.役者さんは皆歴史上の人物の有り様を自分なりに受け止めて演技していることに好感が持てる.タイトルは勿論マルチミーニングだった.

 

1つ下に小児肝炎とアデノ随伴ウイルスについての追記があります.