安綱・古伯耆展

無料で入場出来る権利を持っているので,春日大社の『安綱・古伯耆展』,行って来ました.平日なこともあって奈良には濃厚接触になる程の人混みはなく,閑散としていました.前回は半分以上の人が中国系の方々でしたが,今回は中国系の方は人っ子一人居ませんでした.

 

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ニホンジカCervus nipponも暇そうです.

 

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奈良国立博物館はご覧の通り休館です.

 

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平安後期の重文の三条.シャープな太刀筋ですね.

 

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平安後期から鎌倉前期の重要美術品の石切丸.刃文の細さが魅力的です.

 

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今回一番気に入った,平安後期から鎌倉前期の重文の友成梵字不動明王の種子.個人的には対称軸が幾つもあり,しかも実際の造形がそこから微妙にズレているのがお気に入りです.源義経春日大社に奉納したものとされるそうです.

 

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平安後期の国宝の童子切.重厚ですね.言わずと知れた,源頼光酒呑童子を成敗した時の刀とされるものです.

 

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平安後期の重文の髭切.反りが強いですね.言わずと知れた源氏の宝刀です.

 

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平安後期の重要美術品の古伯耆で,今回の展覧会で「白鹿丸」と命名されたもの.刃文や擦り傷が面白いですね.

 

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国宝殿に到着するとほぼ同時にみぞれが降り出しましたが,国宝殿を出ると日が差し込んで来ました.9月の前振りか,人でなく鹿の王国なのですよね.

 

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ムクロジSapindus mukorossiからは石鹸が採れるそうで,コロナウイルス対策になるでしょうか.

 

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イチイガシQuercus gilvaの林は行きはハシブトガラスCorvus macrorhynchosが群れて騒いでいましたが,帰りは閑散としていました.ニホンジカが居るので林床がすっぽ抜けです.

 

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ニホンジカの授乳シーン.

 

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ちょっと変な写真.

 

シジュウカラParus majorツグミTurdus naumanniも出張っていました.ヒトHomo sapiens以外は平穏です.