マーソ社の新型コロナウイルスワクチン接種WEB予約サービス

マーソ社の新型コロナウイルスワクチン接種WEB予約サービスに,架空の予約番号でも予約を受け付け,それが何度でも繰り返せるような不具合があったそうです.

 

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/10376/

 

これでは誤入力をしても予約が受け付けられる上に,以前正しく予約していた人の予約まで誤入力で後から勝手に書き換えられるように聞こえます.Aの弟のKはこれを確認した記者に対し,「悪質である」と逆ギレしていましたが,

 

https://twitter.com/KishiNobuo/status/1394440062125805572

https://twitter.com/KishiNobuo/status/1394441790875324416

 

これはどう考えてもシステムと呼べるような代物を提供しなかった設計者側の責任で,それを明らかにした人が責めを負う案件ではありません.多数の人々が利用するシステムに誤入力は付き物なので,それがトラブルの起因になるような設計は完全にアウトです.

 

次の記事ではセキュリティが問題とされていますが,

 

https://dot.asahi.com/dot/2021051700045.html?page=1

 

これはセキリュティ以前に,誤入力による適切なシステムエラーの不在ということが有り得ないレベルの不手際な訳です.善意なり悪意なり,NHKがお茶を濁していたような適正なり不適正なりの利用の問題ではありません.情報リテラシーが著しく低い指揮系統になっているのだと思われます.防衛省だけでなく元自衛隊員でも,以前ヒゲの隊長のようにSARS-CoV-2が武漢の研究所から流出したウイルスだという情報に飛び付いている人がいました.現在の生命科学の技術では機能に欠損のあるウイルスは勿論直ぐに作れますが,丁度いい具合に適応的な変異が幾つも入ったような新型ウイルスを人間が作るのには無理があります.そんなことが出来れば大論文になります.自然選択の妙を模倣するのは難しいのです.防衛省自衛隊も本来は情報戦の権化たるべきなのに,トップに情弱の人が多いのかも知れません.今の日本の防衛省に防衛能力があまりなさそうなのは前から思っていましたが,今回のマーソ社の件は今時の小学生未満のリテラシーである案件ですね.これも今時の日本社会の縮図でしょう.世界の縮図かどうかはまだ分かりませんが.