2022/04/02までのSARS-CoV-2のexPzDomによる解析をアップします.COVID-19重症者数のデータは2日分のデータが更新され次第追記します.
今回のPCR新規陽性者数の指標値の計算結果では生データから予測される通り,thresholdやexpected sumsの値は微増に転じています.実効再生産数の方も微増に転じています.先行指標のRe(s)の値は停滞気味で,先行指標のE(l)の方も値が停滞気味です.PCR新規陽性者数の絶対数としては過去のピークと比べてもかなり高レベルの状態だったので,仕方がないでしょう.まだかなり高レベルの状態だったのに規制を緩めたのが謎です.そんなことをしても,直ぐにリバウンドするだけです.閾値を捉える感覚が麻痺してジリ貧になり,基底の感染レベルが徐々に上がっているようですね.
【追記】COVID-19重症者数の方は生データやthreshold,expected sumsに関しては切り返してはいますが,依然として第3波のピークレベルと同等の高レベルです.大阪府はまだひどいですね.先行指標のRe(s)も全国的に完全に増加モードで全体的に値が高いです.相転移した状態は変わりません.今度は特に東京都が爆発的増加である3近辺,神奈川県も爆発的増加である2近辺をウロウロしています.同じく先行指標のE(l)は減少傾向ですが,まだ第5波レベルまでしか落ちていません.トレンドが先行するPCR新規陽性者数の方には行く末に暗雲が立ち込めていますので,こちらも危険な兆候はまだ続いています.
PCR新規陽性者数
COVID-19重症者数