2021/11/20までのSARS-CoV-2のexPzDomによる解析をアップします.COVID-19重症者数のデータは20日分のデータが更新され次第追記します.
今回のPCR新規陽性者数の指標値の計算結果では生データから予測される通り,thresholdやexpected sumsの値は下げ止まっています.先行指標のRe(s)は値が停滞気味です.同じく先行指標のE(l)は第1波と第2波の間の谷のレベルで停滞気味のようです.北海道,埼玉県,神奈川県,福岡県など,地域によって陽性者数がまた若干増加傾向の所がポツポツあり,一進一退の攻防が繰り広げられています.大阪府は比較的高レベルです.全国的な状況は,少なくとも,底をついているようには見えます.
【追記】COVID-19重症者数の方は生データやthreshold,expected sumsに関しては減少していますが,程度は鈍化し気味です.比較的高レベルの大阪府以外はどれも第1波と第2波の間の谷のレベルまでは戻って来ています.しかし,まだまだ下げ足りません.先行指標のRe(s)はCOVID-19重症者数に影響を与えるモードとしては全国的にほぼ完全に緩増モードですが,値自体は停滞気味です.同じく先行指標のE(l)は減少し,第2波と第3波の間の谷のレベルまで落ちています.もっと落とした方が良いでしょう.
PCR新規陽性者数
COVID-19重症者数