20221224exPzDom

2022/12/24までのSARS-CoV-2のexPzDomによる解析をアップします.

 

今回のPCR新規陽性者数の指標値の計算結果では,全国レベルではthresholdもexpected sumsも値が上昇傾向に切り返しています.これらは既に第6波レベルに達した生データに先行し,第6波のレベルを大きく越えて第7波のレベルに迫っています.その一方で,先行指標のRe(s)の値は停滞傾向で,E(l)の値は若干下降傾向になっています.ただ実効再生産数の方は北日本を除いて全国的に概ね上昇モードなので,まだより大きな波が来る可能性はあるでしょう.

 

今回のCOVID-19重症者数については,生データやthreshold,expected sumsに関しては値が上昇傾向です.一方,先行指標のRe(s)は緩減モードの地域がほとんどで値は停滞傾向で,同じく先行指標のE(l)は値が停滞傾向です.ですが,まだ雲行きが怪しい状況です.京都府は重症者の定義の問題もありますが,まずいですね.因みに,第7波のピークは低いように見えますが,東京都と大阪府は重症者の定義を途中で変えたので,時間軸上の比較は出来ません.死者数については前も述べたように第7波のピークが最も高いので,同じ基準なら重症者数の波も死者数の波と同様になる筈です.

 

今季,インフルエンザが児童の間で流行って来ているという話がありますが,去年と一昨年はCOVID-19の対策で流行らなかったのですから,これまでとの違いは今季に緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が出されたりとられたりしていないことですね.COVID-19とインフルエンザが同時流行するかどうかはまだ分かりませんが,仮に起こった場合は緊急事態宣言やまん延防止等重点措置を頑なに出したりとったりしない岸田政権のせいでしょう.インフルエンザは努力すれば流行を抑えることが出来るのが分かったのですから,どうなるかをよく見極めて判断して頂きたいです.

 

三谷幸喜さんの『ショウ・マスト・ゴー・オン』の再演は,主演の鈴木京香さんが新型コロナウイルスに感染したので,一時休演の後に三谷幸喜さんが代役を最後まで務めるらしいです.コロナ禍での演劇は大変ですね...

 

PCR新規陽性者数








 

 

 

 

 

COVID-19重症者数