20221231exPzDom

2022/12/31までのSARS-CoV-2のexPzDomによる解析をアップします.

 

今回のPCR新規陽性者数の指標値の計算結果では,全国レベルではthresholdもexpected sumsも値が上昇傾向です.これらは既に第6波レベルを越えた生データに先行し,第6波のレベルを大きく越えて第7波のレベルに迫っています.その一方で,先行指標のRe(s)の値は停滞傾向で,E(l)の値は若干下降傾向になっています.そして実効再生産数の方は東日本で概ね減少モードですが,年末で検査数が少ないだけと思われるので,油断は出来ません.

 

今回のCOVID-19重症者数については,生データやthreshold,expected sumsに関しては値が上昇傾向で,第7波のレベルに肉迫しています.一方,先行指標のRe(s)は緩減モードの地域がほとんどで値は若干下降傾向で,同じく先行指標のE(l)は値が下降傾向です.ですが,まだ雲行きが怪しい状況です.京都府は重症者の定義の問題もありますが,まずいですね.大阪府は重症者数の見かけ上は京都府よりは若干マシですが,死者数が圧倒的に多いので京都府よりもさらに状況が悪いと見るべきです.因みに,第7波のピークは低いように見えますが,東京都と大阪府は重症者の定義を途中で変えたので,時間軸上の比較は出来ません.死者数については前も述べたように第7波のピークが最も高いので,同じ基準なら重症者数の波も死者数の波と同様になる筈です.

 

三谷幸喜さんの『ショウ・マスト・ゴー・オン』の再演は,やっと千秋楽を迎えたらしいです.お疲れ様でした...

 

PCR新規陽性者数








 

 

 

 

 

COVID-19重症者数