『わがシードの歌』について短文3つを書いてみました.
『わがシードの歌』の口承文芸の痕跡
聴衆への語りかけ,複数の詩行へのまたがりの少なさ,常套句の多用,口語構文の使用などがある.
シードとキリスト教徒,異教徒との関係
キリスト教徒に対しては同胞であり,君主への忠誠心は失わないながら状況によってはイスラームの君主に仕えたり,名誉の為に打ち負かせたりする.イスラームとは一時的な主従関係の他にも交流を持っている.ユダヤ教徒は新約聖書にもあるように強欲なので騙しの対象となる.
シードの行軍の動機や誘因
全ては名誉の回復の為で,富の獲得もそこに含まれる.