2020/12/01までのSARS-CoV-2のexPzDomによる解析をアップします．PCR新規陽性者数の指標値は相変わらずおおよそ緩増モードです． COVID-19重症者数の指標値もおおよそ緩増モードです．大阪府のRRRはさらに増えています．現時点と同程度のレベルが暫く続きそうですね．
今日のニュースで気になったことが2つあります．先ず，65歳以上の高齢者と基礎疾患保有者のGO TO自粛の件ですが，該当する方々は重症化のリスクは高くても，伝染す方も伝染される方も含めて感染のリスクが高い訳では特にないと思います．つまりGO TO自粛なら纏めてしないとあまり意味がない訳で，重症化リスクと感染リスクがごっちゃになって意味不明な政策になっていると思いました．
また，SARS-CoV-2感染者の中和抗体が6ヶ月経っても「陽性」とされたことについてです．原理的には抗体のレパートリーはDNAに組み込まれている物から組み換えで選ばれて発現されるので，ほんの少しでも中和抗体があるというのならほぼ全員が感染の如何に関わらず陽性な訳です．免疫として定量的に意味のあるレベルであるかどうかが問題な訳で，このことに関して定性的な話はこのままでは意味がありません．SARS-CoV-2非感染者のデータがコントロールとして必要な筈ですが，プロジェクトはコロナ回復者専用らしいですね．
PCR新規陽性者数
COVID-19重症者数
