WSJが,SARS-CoV-2が武漢のウイルス研究所から流出したということを仄めかす記事を出しているらしいです.
2019年11月頃にCOVID-19のような症状を訴える職員が3人出たとのことですが,これはCOVID-19が広まり始めた時期なので,本当にCOVID-19だったとしても武漢の辺りに住んでいる方々にCOVID-19の症状が出たのは自然界由来のウイルスの為だとしても何もおかしくありません.
さらに日本会議の方が
これ、研究者は全員知っていることなので書きますが、新型コロナの外膜遺伝子(エンベロープゲノム)は2018年に登録されたSARSウイルスの外膜遺伝子と100%同じなのです。「自然界」で100%一致するのはこのペアだけです。
と仰っているようですが,
https://twitter.com/HashimotoKotoe/status/1396684086433906689
アミノ酸シークエンスレベルでもSARS-CoVとSARS-CoV-2の配列は一致しません.そもそも長さが違います.一致するのは,コウモリやセンザンコウのウイルスの方です.
研究者の全員が何故このような間違った情報を知っていると思い込まれているのかは不明です.