聲の形

京都アニメーションの映画『聲の形』をみました.小学生の頃,先天性聴覚障害者の同級生を虐めてしまった主人公の高校生の石田と,その周囲の人々の関係を描いた作品です.イジメをする側の心理とされる側が陥る心理,それを観ている側の心理がよく描かれています.何か欠けていることがある為に皆と挙動が異なることを,人はなかなか受け入れないのですよね.石田がコミュニケーションから外されて以降にずっと陥っていた乾いた感じが,ラストシーンに繋がっていて素晴らしかったです.花火のシーンでは,一人で花火を観ている永束と真柴も含めて同じ花火を皆が観ている繋がりがありました.いとの葬儀の時の音楽も良かったです.