【追記あり】20220716exPzDom

2022/07/16までのSARS-CoV-2のexPzDomによる解析をアップします.COVID-19重症者数のデータは16日分のデータが更新され次第追記します.

 

今回のPCR新規陽性者数の指標値の計算結果では,生データから予測される通り全国レベルではthresholdもexpected sumsも値は急増し,もう第6波ピーク並かそれ以上になっています.実効再生産数の方は全国的に増加傾向のままです.さらに,先行指標のRe(s)の値も急増傾向です.E(l)の方も値が急増しています.今回の波での重症化率はどうなのかはまだ分かりませんが,たとえ低くても感染者数があまりにも多くなるとそれにつられて重症者や死亡者の絶対数は増えます.ここで行動制限を採らないのは愚策でしょう.

 

この流行はワクチン免疫や自ら感染したことによる免疫の能が落ちて来ると感染が拡大し,感染ポテンシャルが高い層に感染仕切るところまで広まったら感染は落ち着き,またワクチン免疫や自ら感染したことによる免疫の能が落ちて来ると感染が拡大するということの繰り返しのようです.それにウイルスの変異の要素がアレンジを加えます.今のところ,波状の感染が収束する要因はなさそうですね.祇園祭など,大丈夫なのかと思います.

 

【追記】今回のCOVID-19重症者数については,生データやthreshold,expected sumsに関してはこれまでのピークレベルよりもまだ低いですが,明らかに増加傾向です.先行指標のRe(s)は緩減モードの地域がほとんどで値は停滞気味ですが,同じく先行指標のE(l)は値が増加傾向です.危機が差し迫ってはいないようですが,PCR新規陽性者数が指し示す未来に合わせて雲行きが怪しいです.

 

PCR新規陽性者数







COVID-19重症者数