鎌倉殿の13人#42

今週の『鎌倉殿の13人』では,実朝と義時たちとの溝が描かれていた.義時に寄り添うのは最早時房しかおらず,義時が完全に悪役になっていた.義時の気持ちは時政が代弁してくれていたが,義時には時政のように隠居する未来は無い.このドラマでの最期がどうなるかはまだ分からない.泰時は名探偵だった.大江殿は目を患って弱り,政子側の人間になっていた.三浦義村は八田殿に加えて半裸になり,意味が分からなかった.天皇家には皆ジェダイの素質があるらしい.

 

フィクションの世界で最も有名な船大工の一人と言えば,TolkienのMiddle Earthの世界のCírdan.エルフの三つの指輪の末席のNaryaを所持し,Sarumanを差し置いてそれをGandalfに委譲した.存在を見る目があったということだ.映画 “The Lord of the Rings” ではチラッと映るだけで台詞は無く,この前公開されたMiddle Earthの第二紀を描く “The Lord of the Rings: The Rings of Power” でも三つの指輪が鋳造された後でも未だ登場していないが,Middle Earthにおけるエルフに関する思想上はエルフが西へ旅立つ際の船を建造する船大工として重要な役割を担っている.八田殿のように船の建造に結果的には失敗をしたりはしない.映画 “The Lord of the Rings” では他にもTom Bombadilなど原作では重要でも映画では影も形も登場しないキャラクターなどがいるが,Círdanもドラマ上では影が薄い.今後の展開が待ち望まれるキャラクターだった.八田殿は宋船造りを持って隠居するとのことだったが,どうなったのだろうか.