検査の拡充へのシフト

日本でのSARS-CoV-2の検査方法に関して,

 

  1. 東京などで感染経路が追えない陽性者が増えている
  2. 無症状感染者の割合が他国に比べて圧倒的に少ない

 

の少なくとも2点を考慮し,現在の検査体制では追えていない(無症状)感染者の方がまだまだ大勢おられるということが考えられます.このままではピークが何時なのか,何時までアウトブレイクが続くのか,どういった対策の日程をどう取るべきなのかなども信頼できる予測をすることが出来ないと思われます.その為,もうそういう方向なのだと思いますが,検査を拡充する方向にシフトすることが妥当だと思われます.全体像が見えていないことにはどうしようもないですね.他の国の状況を見ていると国レベルでの集団免疫が効いてくる前に流行は落ち着くように感じられる(もっと感染力の高い季節性インフルエンザでも集団免疫とは関係ないレベルで流行は落ち着く)のですが,何がどう効いたのかは後で落ち着いて考えるまではなかなか分からないと思います.ですが,明らかに拙い施策は修正するべきです.