SARS-CoV-2とGalois圏

2020/3/12から2020/5/3までのSARS-CoV-2のPCR検査陽性者の日毎の増加数に基づき,(細胞性粘菌の群集動態に関して)今査読中のトポロジーに関するモデルを適用すればどうなるかを少しずつ試して行きます.今回はRiemann球面を位相に持つ空間でのIII型という射によるGalois射に関して.詳細は

 

https://www.biorxiv.org/content/10.1101/780882v2

 

E[l]という記号で載せています.各都道府県別にプロットした図を下に示します.47都道府県でプロットしても,値がなく計算が出来ずに0になった場合(菱形のような部分は無視して下さい)を除いてそれぞれの都道府県が時系列の各点で皆同じような値に収束しています.

 

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この計量はSARS-CoV-2ダイナミクスの外部対称性の数(次元の数)を表しますが,最初10次元ほどだったのが3/22-3/28にかけて15次元ほどに増え,外部に与える何らかの影響の様子が定性的に変化したことが分かります.5/1以降また20次元ほどに増えているのかも知れませんが,前のデータと同じく日が浅いので振れの内かも知れません.Riemann球面を考慮することでSARS-CoV-2系内部と外部の関係をSARS-CoV-2のデータのみから考慮することが出来ます.