【追記あり】20220521exPzDom

2022/05/21までのSARS-CoV-2のexPzDomによる解析をアップします.COVID-19重症者数のデータは21日分のデータが更新され次第追記します.

 

今回のPCR新規陽性者数の指標値の計算結果では,生データから予測される通り全国レベルではthresholdもexpected sumsも値は停滞気味です.実効再生産数の方は停滞から微減モードです.その増加傾向は先行指標のRe(s)やE(l)の値が低かったことから予想された通り,まだ安定した状態ではないようです.今週のRe(s)の値は減少傾向で,PCR新規陽性者数に与える影響としては1未満の地域がほとんどの緩減モードです.E(l)の方も値が減少しています.ただ,これまでのピークと比べて,threshold,expected sumsは第5波のピークよりも依然として高く,高レベルの状態を脱却した訳ではないことには注意を要し,警戒は続けるべきです.高レベルの状態に留まっていると形容するべきです.

 

【追記】COVID-19重症者数については,生データやthreshold,expected sumsに関してはこれまでのピークレベルよりも下がっています.先行指標のRe(s)は緩減モードの地域がほとんどです.一方で,同じく先行指標のE(l)は.明らかに上がって来ています.こちらの指標はどれも概ね落ち着いて来てはいるようですが,不安要素があります.

 

PCR新規陽性者数







COVID-19重症者数