【追記あり】20220820exPzDom

2022/08/20までのSARS-CoV-2のexPzDomによる解析をアップします.COVID-19重症者数のデータは20日分のデータが更新され次第追記します.

 

今回のPCR新規陽性者数の指標値の計算結果では,生データから予測される通り全国レベルではthresholdもexpected sumsも値は地方を中心に上がり返しています.お盆効果でリバウンドしているみたいです.一方,先行指標のRe(s)の値は微減傾向で,E(l)の方は値が急激に減少しています.このリバウンドは長続きしないかもしれません.今回のような行動制限を伴わない対策は,その累積死者数と合わせて比較検討する必要があります.アメリカ合衆国などは検査を積極的に行なっていないだけで,死者数から考えると実際は日本の倍くらいの感染者数が定常的にいる可能性があります.

 

新型コロナウイルスによる感染症を5類相当にし,全数検査を取り止めるという話が出て来ていますが,少なくともワクチンによる重症化予防効果がどの程度続くのかの結論を見ないと危なくて仕方がないですね.ワクチンが有料化するとその接種率は極度に下がるでしょう.感染予防効果については長続きしないので考慮に入れなくていいでしょう.

 

【追記】今回のCOVID-19重症者数については,生データやthreshold,expected sumsに関しては値が減少傾向に切り返しています.先行指標のRe(s)は緩減モードの地域がほとんどで値は停滞気味で,同じく先行指標のE(l)は値が減少傾向です.大阪府の重症者数は増加傾向です.

 

PCR新規陽性者数







COVID-19重症者数