【追記あり】Dionysus 2

パーシステントホモロジーの勉強の為,ラップトップでDionysus 2が動くようにした.

 

https://mrzv.org/software/dionysus2/index.html

 

パーシステンスの例として,ある整数係数上の1次元コサイクルを空間から円への写像に対応すると考え,パーシステントコサイクルの検出を試みた.Dionysus 2でのサンプルデータは以下の通りとなる.

 



 

細胞性粘菌三種の群集における私のPzDomモデル

 

https://browse.arxiv.org/abs/1603.00959

 

sが配置される空間と円との関係を計算すると,結果は勿論円にはならない.

しかし,分布は種ごとにある程度分かれる.このプロット上は左上が先駆種としての傾向を,右下が極相種としての傾向を示す.Polysphondylium属よりも多様性の高いDictyostelium属の方がトポロジーに応じてマーキングされた色がバラバラで,まとまりがないことを表している.

 

詳細は検討中だが,もっと勉強して深めて行くとともに,土壌動物群集のデータをたくさんとって19点しかない現行のデータよりも説得力を持たせるつもりだ.

 

【追記】細胞性粘菌の系のパーシステンス図もプロットしてみた.対角線上の細かく意味のない構造の他に,そこから隔った大きな構造が1つあることが示されている.